この日、カミさんの所用にノコノコと同行して、渋谷に向かった。東京に行くのは何年ぶりだろうか。
しかし、別に自分は渋谷に行くからと言っても行きたい所がある訳でもないし、カミさんが現地で用事を済ませている間に、自分は駅周辺のパチ屋でも覗こうと、家を出る当初から決めていた。
遠路はるばる静岡の田舎を出発し、JR渋谷駅を降りたのは午後1時過ぎ。今日は日曜日、田舎モノには想像を絶するあまりの人の多さに早くも憂鬱な気分になりつつ、カミさんの用事先がある道玄坂の方面へ。ちなみにカミさんの用事は午後3時頃まで。
ほんの少し歩いたところで、カミさんは用事先に向かう為にひとまず別れ、自分は「ガイア渋谷店」のある方角に向かった。一応、事前に「P-WORLD」で調べて、この店の換金率は約3円だと承知はしている。
店内へ入ってみると、「10日はガイアの日」とかいう張り紙がしてある。何やら本日はイベントの日なのだろうか。
早速店の奥へ入り、設置機種を見ながら、空き台や客が席を離れている台の釘を見て回るが、換金率と比較して考えても、はっきり言ってどれも決して良い釘とは思えない。本当にイベントの日なのだろうか、と思う程。イベントといっても今日は日曜日だから仕方がないのか、それとも渋谷のド真ん中にある店だからこんな程度か。はたまた「ガイア」という店自体がこんな程度なのか…? いずれにしても、地元、静岡の「3円交換」の店の釘をイメージしても、その中でも決して良い方ではない。時間も2時間足らずだし、この店で試し打ちをするのはパス。という訳で早くも店を出る。当初は打つならこの店で、と思っていただけに、いきなり拍子抜け。
事前に「P-WORLD」で下調べをしてあるのは、あと「エスパス」しかない。この店は近隣に4軒程あるようだが、全て(俺の嫌いな)等価交換らしい。しかし、他のパチ屋の場所もわからないし、まあ、とりあえずは行ってみる事にした。
まず、一番初めに入ったのは、正直言って思い出せないのだが、本店か3号店のどちらか。一階に「CR大工の源さん」と「CRビッグパワフル」があったと思う。その階は殆ど見ないで、地下に降りる。すると、「CRピンクレディー」に何やらサービスコーナーの札が刺さっていたので、釘を見ると、まあ等価の店だから仕方が無いのか、と思うような釘に第一印象では思えたのだが、さらによく見ると、何とアタッカーへの寄り釘が、全然仕方が無くない釘をしているではないか。アタッカーへの入賞口である二本釘が、はっきりと「逆ハの字」になっている。これで1ラウンドに付き10個入るのか? いや入らないだろう。ここまで寄りを悪くしている台は初めて見た。瞬間的にイヤになりこの店はヤメ。他は見ずにそのまま階段を上がり店を出た。
次に見たのは先程の店の向かい側にあった「4号店」(下の写真の左側)。まずは一階を見ると「CRピンクレディー」の空き台の中に一台どうかと思う台がある。ここは一番端の通りで、背中が道路に面したガラス張りになっているのだが、とりあえず打ってみようかと思い、煙草を置いて、ふと後ろを振り返ると、道を歩いている通行人達が数人、ガラス越しにこちらを覗き込んで、俺が打とうとした台の隣の人のリーチを見てケラケラ笑っているではないか。何という事だ! これでは世間の晒し者になってしまう。普通、外からは見えないように、ガラスに目隠しぐらい付けてないのか? 田舎モノの俺には理解出来ない。ヤメた。上皿に置いた煙草をポケットにしまい、今度は地下に降りてみる。
地下フロアを一周すると、見た事も聞いた事もない機種がある。メーシーの「CR釣りっ娘るあちゃん」というヤツ。新台なのか・・? 試しに打って見たかったのだが、このシマは満席。とりあえず一通り見た結果、何故か新台の札が付いている「CR春一番S」がどうかと思い、その中から24番台に煙草を置いた。
ようやく打ち始める。回りは千円で20回程度。まあ、アタッカー周辺や小デジスルーもそんなに悪くはしていないので、これでボーダー位なのだろうと思い、打ち続けていると、26回転目にトリプルリーチのロングがハズレ、56回転目に旋風リーチがハズレ、66回転目にまたトリプルリーチのロングがハズレと、ノーマルリーチ以外のヤツはこれだけで、6,000円の124回転でヤメ。
その後スロットのシマを一周したが、全然出ていないので結局店を出る。残り時間は既に1時間足らず。


次は「2号店」。左の写真ではわからないと思うけど、最初、遠くから見た時は風俗の店かと思ったくらい、外見のピンクが派手な店構え。
店内に入った瞬間、また都会のパチ屋というものを痛感させられた。変型の空間を余す所なく、台が設置されている。一番左側にあった「CRピンクレディー」なんかは、一番手前の台に人が座っていれば、もう奥には進めない。グルッとシマを一周して来なければ、手前から二番目の台には行けないのだ。
入り組んだ店内を少し進むと「CR海物語3R」があった。空き台の釘を覗き込むと、以外に悪くない。悪くはないが、しかし、台のネカセが少しキツい(立っている)気がする。「CR海物語3R」はネカセが無いと、多少見た目が良い釘をしていても回らない事がよくある。
とりあえず、試し打ち。選んだのは160番台。しかし、打ってみたがやはり台が立っているようだ。ワープから抜けてきた玉が、ステージからすぐに手前にこぼれてきてしまう。1,000円でヤメ。13回転。
次に169番台。打ってみたが、この台もワープからの玉が先程の台と同じような動きをする。1,000円で17回転、勿論何事も起こらず、ヤメ。狭い通路を掻い潜って奥に行く気にもなれず、早くも店を出た。

もう時間も無いので、道玄坂の界隈をウロウロしようと思い、通りを歩いていると、一軒パチ屋を発見した。「コンサートホール」とかいう店(上の写真)。ちなみに帰りにやっと気が付いたのだが、一階にも入口があるとは気が付かず、わざわざ階段を降りて行き、地下の出入り口から店内へ入る。
このフロアのシマ図を書いたチラシが貼ってあったので見ると、地下は全フロアがスロット専門らしい。しかし、ふと横を振り返ると、パチンコが4通りある。ならば何故、全フロアスロット専門と書いてあるの? いよいよ以って、東京のパチ屋が解らなくなってきた。と、混乱しながら、貼ってあるチラシをもう一度よく見ると、これは数日後に配布する予定のチラシらしく、後ろにあるパチンコを取り払って全部スロットにする予定らしい。何だ、紛らわしい。
まあとにかく、まずはスロットを一通り観察したが、比較的悪い出具合でもなさそうだ。そしてパチンコへ。先程の地下の一角と、一階に上がって一通り見てみたが、今までに見た店の中では一番良さそうな釘をしている。打っている客達の持ち玉の按配も一番マシ。ただ、換金率がわからないので、あくまでも持ち玉の見た目だけの話。2.8~3円くらいだろうかと推測したのだが、実際は誰にも聞かなかったので解らずじまい。
結局、時間も無いので試し打ちはせずに店を出てきたのだが、この店を知っていれば、多分最初からここで打っただろう。
その後、カミさんの用事先へと出向き、合流した後、近くにあった「でび」でラーメンを平らげ、相変わらずごった返している駅に戻り、もみくちゃにされ悲鳴を上げながら、田舎者は渋谷を後にした。
エスパス=総投資額8,000円 換金額ゼロ トータル8,000円のマイナス
